CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

閉局をする理由とは?

開業

閉局にもお金がかかる

いまでこそ、第三者への譲渡(売却)が頻繁に行われるようになってきましたが、
現実的には、まだ、「閉局」を選択される薬局も多くあります。

個人的には、「閉局」と聞くと、とても寂しい想いがありますが、
そもそもなぜ「閉局」を選択する薬局があるのでしょうか?

■考えられる主な閉局の理由

(1)処方元医療機関が閉院してしまった。
(2)患者さまが減ってしまった。(人口減少、競合出現など)
(3)オーナー自身の体力不安があるが、後継者がいない。
(4)小さな薬局なので承継先は見つからないと思っている。
(5)そもそも「第三者承継」という選択肢があることを知らない。

(1)の閉局理由は、仕方がないと思えます。
ただ、(2)~(5)の理由で閉局を選ばれるのであれば「ちょっと待った!!」です。

たとえば、(2)のような、
患者さまが少なくなってきた、または売上規模の小さい薬局でも、
個人薬剤師が開業を始めるにはちょうど良い規模となるケースもあります。

もちろん、必ず承継先をご紹介できるというお約束はできませんが、
地域の患者さまに愛され、想いのつまった薬局を残す方法が何かあるかもしれません。
悩まれている方がいらっしゃいましたら、
弊社へ一度ご相談をいただければと思います。

また、閉局は処方元医療機関や地域の患者さまにご迷惑がかかりますが、
「コスト」もかかることを忘れてはなりません。

大まかな目安ですが、閉局には総額 200万~250万円程度かかると言われています。

■コスト1:現状回復費
 薬局店舗仕様(15坪程度)で、「解体費用・廃材処分費」で約100万円が目安。

■コスト2:リース設備費
 リースには途中解約という概念が無く、継続して期間満了まで払いきるか、一括で買取りとなる。

■コスト3:返品できない医薬品代
 現金コストが発生するわけではないが、仕入たのに代金(売上)を
 回収できないという状態となる。

仮に営業権評価額がほとんどつかない薬局だとしても、承継先が見つかるならば、
地域に薬局を残すことができ、閉局の不要な手間や費用をかけずに済みます。
これは、地域の患者さま、処方元医療機関、現オーナー、そして新たなオーナー、
皆にとって良いことではないでしょうか。

弊社はそんなお手伝いができればと考えています。


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