CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

有効求人倍率からみる医師・薬剤師の今後

キャリアを考える

今も昔も医師・薬剤師は引く手あまた!?

厚生労働省が7月28日発表した「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」によると、
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師を合わせた
有効求人倍率(常用(含パート)、以下同様)は5.15倍とのこと。

全体の有効求人倍率を見ると1.26倍ですので、
他の業種に比べるといかに求人数が多いかが分かります。

ちなみに、全体の有効求人倍率が過去10年間で一番低かった年が、
リーマンショックの翌年、平成21年です。
その年の全体の有効求人倍率は0.44倍と、二人に一人も就職ができない状況でした。

一方で、同じ年の医師、歯科医師、獣医師、薬剤師の
有効求人倍率は5.86倍と、現在よりも求人が多くある状態でした。
当時、不況により多くの職業が1倍を切る中、
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師は求人があったことが分かります。

しかし、この状況がずっと続くのでしょうか。

2016年に厚生労働省から発表された
「医師の需給推計について」によると、
医師需給は、上位推計においては、2033年頃に均衡すると推計されています。
(上位推計とは様々な前提・仮定のうち、
 最も医師の需要推計が大きくなる組み合わせで行った推計。)

また、薬剤師に関しても厚労省の
「薬剤師需給の将来動向に関する検討会(2007)」によると、
数字上では2005年からすでに8万人以上の過剰の薬剤師が存在することになっています。
そして、過剰の薬剤師は更に増えていく予測が立てられています。
(一方で、就業していない女性、また薬剤師免許を使わない仕事をされている方もいるため、
 薬剤師免許保有者は過剰だが、薬剤師として働いている人はまだまだ不足している
 と言われています。)

いずれも予測ではありますが、
将来本当に医師・薬剤師が飽和状態になったときに困らないためにも、
しっかりとご自身の”価値”を磨くことが大切ではないでしょうか。

弊社ではより良い環境を見つけるお手伝いもさせていただいています。
「このままでいいのかな?」と漠然とした不安をお持ちの方や、
「キャリアアップのために新しい環境に飛び込みたい」という方、
また、そもそも「どうしたらいいのか分からない」という方も、
まずはお気軽にご相談ください。

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