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キャリアアドバイザーコラム

同世代ばかりの職場って良い職場?悪い職場?

転職

「職場の薬剤師さんの年齢層は分かりますか?」

よく薬剤師の皆さまから受けるご質問です。

調剤薬局では、スペースが限られており、
狭い空間で毎日同じ方々と一緒にお仕事をすることになります。
そのため「店舗にどんな人がいるのか?」とても気になることだと思います。

「同世代がいる職場が良い」というお声もよく耳にします。
確かに同世代が多い職場は、仕事以外の遊びや音楽など、
プライベートな話題も話が合うため、仲良くなりやすい環境でもあります。

ただ、良いことばかりではないかもしれません。

先日、ある調剤薬局の面接にて経営者の方が、
「若い世代の人は同世代が多い職場が良いとよく言うけども、
 20代~30代前半ばかりの人員で構成されている薬局の定着率は気にならないのかな?」
と、お話しをされていました。

その調剤薬局では、20代~30代で入社された方々が、
10年・20年勤続され、今や40代~60代になられていらっしゃいます。

もちろん店舗が開局してからどのぐらい経っているかという年月にもよりますが、
何年も安定して働いている方々がいらっしゃるからこそ、
年齢層が上がり、幅広い年齢層になったというケースも多くあります。

店舗内スタッフが全員若手という場合は、
店舗の開局時期や定着率なども確認していただくと良いかもしれません。

またママさん世代の薬剤師の方々にとっても要注意のポイントがあります。
同じように子育て中の家庭背景を持つママさん薬剤師が多い職場は、
子育てへの理解を得られやすい環境でもあります。

ただ一方で、子育て中の方は比較的ご自宅のお近くでの勤務を好まれる傾向にありますので、
入学式や運動会などの行事やイベントが重なり、
お休みの調整が利かない、という可能性も考えられます。

このように、「同世代が多い職場=良い職場」とは一概に言えないかもしれません。

長年働くためにも職場の人間関係や雰囲気はとても大切です。
年齢層だけではなく、一度店舗見学に足を運び、
直接、目で見て、実際に雰囲気を感じていただいてから、
ご自身がその薬局で働くイメージがつくかどうか、お考えいただければと思います。


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