CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

転職で成功する人、失敗する人の違い

転職

転職市場に変化のある昨今、

いざ「転職しよう!」と考えたとき、
「果たして次の就職先が見つかるだろうか?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
弊社へも、転職で成功する秘訣や転職を有利に進めるコツが知りたい
といったご相談をよくいただきます。

そこで本日は、「転職で成功する方と失敗する方の違い」についてお話をさせていただきます。

まずは、「転職に成功するためのコツ」です。

【転職に成功するためのコツ=自分の希望を明確にする
当たり前のことかもしれませんが、転職で成功する方の特徴として、
自分がどうして転職をしたいのかを明確にできている方が多いです。

・スキルアップ 
・キャリアアップ
・年収アップ
・残業時間を軽減
・通勤時間の短縮  ・・・etc

結局、何のために自分が転職するのか曖昧なまま転職をしてしまうと
前職と同じような問題に直面し、転職に失敗してしまいます。

また、自分がなぜ転職するのかを明確した上で、転職先に求める希望について
優先順位を明確にされている方はより成功の確率が高いように思います。

例えば、
【希望】
・人間関係
・年収
・勤務時間
・お休み ・・・etc
  ↓↓↓
【優先順位(例)】
優先順位1 人間関係
優先順位2 年収
優先順位3 休み

ご自身の希望を明確にすることで、
求人を選ぶ際に一貫性をもってブレずに求人を選ぶことができます。

後悔しないようにするためにも、目先の利益だけではなく、
今後長く勤務することを考えて優先順位をつけられることをオススメいたします。

【コンサルタントからの転職のいろは】
ここからは、私たちコンサルタントより、プロの視点でのアドバイスをさせていただきます。

アドバイス1 経験を生かせる職場を探す
当然のお話かもしれませんが、
これまでの経験を生かせる職場に転職するのが成功のコツです。

もちろん、どの職場も同じですが、
即戦力として働けることをアピールできれば、
希望条件の職場に転職できる確率は高くなります。

たとえば、管理職の経験がある方でしたら、
将来の管理職候補として転職できる可能性があります。

昨今では、採用する前提条件として「薬の知識が豊富」であることは当然のことですが、
在宅の経験の有無や臨機応変な対応力、
コミュニケーション能力が特に調剤薬局業界では問われています。

これは、調剤薬局の業務が従来の処方箋の引き渡しから、
「在宅医療」や「かかりつけ薬剤師」など
対人業務へシフトをしていることが理由ではないかと思います。

そのため、研修認定薬剤師や実務実習指導薬剤師などの認定資格をお持ちの方は
市場価値が高い人材として引く手あまたな状況です。

こういった時代のニーズを事前にとらえ、
薬剤師業界の動きに合ったスキルを身につけていることが、
転職に成功する秘訣ともいえるでしょう。

もし、現状、認定資格などをお持ちでない場合は、
これまでのご経験をPRし、積極的に学びたい意欲や、
スキルアップしたい意欲をしっかりアピールすることがポイントになってきます。

アドバイス2 情報収集をしっかり行う
前述した『経験を生かせる職場を探す』と重なるかもしれませんが、
薬剤師業界の事情や転職事情などをしっかり理解した上で
転職活動をされていらっしゃる方は転職に成功されるケースが多いです。

インターネットや周りの方々から得た情報に踊らさせてしまい、
せっかくの御縁を逃してしまった・・・なんてお話を伺うことも。

そのため、現在の薬剤師業界の事情を知るためには、
人材紹介会社に登録することをオススメします。

弊社もそうですが、人材紹介会社では、
担当アドバイザーや担当コンサルタントと一緒に転職活動を進められます。
ご自身で求人を探すよりも、
薬剤師の業界に詳しい人材紹介会社に相談しながら求人を探す方が、
転職活動がうまくいく可能性も高まるのではないでしょうか。

医療機関側も、医療機関名を非公開で募集をしたい場合は
人材紹介会社に相談をするケースが多いです。

なお、それぞれの人材紹介会社により特徴がありますので、
ご自身のスタイルにあった人材紹介会社を選ぶことをオススメいたします。

弊社は、医療・介護専門の転職サポートに1999年より携わり、
医師・薬剤師のご紹介に特化しているため
医療機関と求人に関する情報量が圧倒的に豊富です。

その他、弊社のサービスについては下記をご確認ください。

※参考コラム
薬剤師転職支援サービスのながれ

アドバイス3 謙虚な姿勢を持つ
これはどの年代にも言えるお話ですが、
経験年数の長さが必要以上の自信になってしまうと、
いわゆる「プライドが高い」状態となってしまうこともあります。

決してプライドが高いことが悪いわけではありませんが、
転職においては「プライドが高い」と思われると「一緒に働きにくそうだ」、
「ご自身のやり方にこだわりがありすぎるのでは…」
「新しい会社のやり方に馴染まないのでは…」
など柔軟性がない方とみなされてしまいます。

謙虚な姿勢を面接時だけではなく転職後も維持し
郷に入れば郷に従うことが転職で成功するためには非常に重要です。

     * * *

以上が転職に成功する方の特徴でした。

では、逆に転職に失敗してしまう方にはどんな特徴があるのでしょうか。

ご存知の通り、年代によって求人数は変わりますが、
転職に成功する方、失敗する方に年齢は関係ありません。
なぜ転職が成功できないのか、大きな理由をご紹介いたします。

【転職に失敗する方の特徴】

特徴1 現実逃避、希望条件を妥協して、後先を考えない転職
一例ですが、「転職をしたい!」と思ったとき、
現在の職場環境から逃げるために気持ちが焦ってしまい、
急いで転職先を決めてしまう方もいらっしゃいますよね。

こういった方は、現職から逃げたいという意識が強いため、
何のためにご自身がなぜ転職をするのか、そもそも理解をしていない方が多く見られます。

また、逃げたいという気持ちから、
「もうどこでもいいから転職活動を終わらせたい」→「現職でなければどこでもよい!」
と色々思い描く職場環境や希望条件があってもあっさり妥協してしまう場合もあります。

もちろん転職活動は、心身ともに大きなエネルギーを使います。
日々忙しく働いている上に、さらにエネルギーを費やすのはたやすいことではありません。

だからといってあわてて転職をしてしまうと、
転職後に後悔をしてしまい、またすぐに転職したいという思いが高まります。
「何のために転職をしたいのか」
「ご自身の妥協できない条件」
「ご自身の妥協できる条件」
上記の3つが曖昧なままになっていると、
転職をしても結局同じような問題に直面し職歴を増やしてしまうだけです。

せっかく転職したのに、またすぐに転職活動をするということにならないように
何のためにご自身が転職をしたいのか、
しっかり自分自身と向き合って、答えを出してから転職活動を始めましょう。

特徴2 理想が高く、希望条件を全く妥協できない
また逆に、希望条件を全く妥協できないケースでも、転職がうまくいかないことがあります。

例えば、年収面で妥協ができないケース。

もちろん、生活をしていく上で非常にお金は大事です。
しかし、転職をすると年収が下がるケースも多いのです。
特に、相場からかなり高い金額をもらっている方の場合、
なかなか年収面で妥協できない方が多いように感じます。

また、「高い年収=その金額に見合った業務量」と考えると、
定時で帰れるのに高額年収がでる求人というのは希少ですし、
お休みが増えて高額年収がでるということは考えにくいものです。
現状の薬剤師転職市場の動向も踏まえた上で年収面をご検討いただくことをオススメいたします。

また、当たり前の話ですが、
もともと募集枠の少ない職種への転職にこだわりすぎる方も転職が難しいです。

例えば、企業薬剤師や総合病院、管理職や研究職、土日祝日お休みの調剤薬局…など。

企業薬剤師や研究職はそもそもの募集枠が非常に少ないため狭き門です。
また、総合病院となると新卒を採用する傾向が強く、中途採用の求人は非常に少ないです。
管理職やエリアマネージャーについては、
今まで勤務していた方が昇格して役職につくケースが多いですし、
土日祝日お休みの調剤薬局自体が診療報酬改定などの影響で希少になっています。

皆さまご存知の通り、そもそも求人自体が希少な上、
人気が高いため応募者も多く、ライバルに勝たなければ転職は成功しません。

つまり、ご自身の考える希望条件を妥協しすぎても、
全く妥協ができなくても転職はうまくいかないということです。

それでも希少な求人にこだわりたい場合、
転職に成功する可能性は高くないということを
理解した上で情報収集をしていくことをオススメします。

誰しも転職で失敗したいとは思っていないと思いますので、
上記を参考にご検討いただけますと幸いです。

どの職種・業界も一緒だとは思いますが、
理想の職場で勤務できている方はごくわずかではないでしょうか。
その中で、どんな環境なら頑張ることができるのか、
将来どんな自分でありたいのかなどしっかり見つめ直し転職活動に臨んで頂きたいと思います。

※参考コラム
本当に転職が必要か見極める3つのポイント ~非薬剤師によるピッキング業務が可能に、買い手市場を後押し~
もう一度冷静に考えて!早期退職を考えた際の3つのポイント
薬剤師の転職は何回までが正解?


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