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AIは医師の仕事も奪うのか?

ニュースから考える

最近何かと話題のAI-

本日はAIに関する話題をお届けします。

まずは、AIをとりまく現状についてです。
昨今の人工知能(AI)の急激な向上を思うと、
将来、医師の役目を担うことができるロボットが登場する可能性はないとはいえません。

そのAIと精緻かつ正確な作業ロボットの技術が連携すれば、
今、人間が手がけている業務の多くの部分をロボットが担えるようになるでしょう。

実際、現在人間が手がけている仕事の47%は、
進化した人工知能が担えようになると予測する研究結果もあります。
日本の総務省にいたってはAIを搭載したロボットが、いずれ意志を持ち、
人間との関係性が変わり始める可能性まで指摘しています。

医師の業務の一部をAIが担う事例も出始めています。
例えば、東大医科学研究所では医学論文を学習したAIが、
回復が遅れていた女性患者の遺伝子情報を分析することで、
より詳細で正確な診断を下すことに成功しました。
女性は退院し、通院治療ができるほどに回復したそうです。

もちろん、「医師の業務をAIとロボットが完全に担う」という事態は、
まだまだフィクションの域を出ていません。
特に、患者に対する詳細な問診や、治療法について患者と話し合うなど、
人と人のコミュニケーションが必要な場面で、AIが活躍することは想定されていません。

つまり、AIやロボットは、医師に取って代わる存在というより、
あくまで医師の業務の補助者という位置づけで研究・開発が進められているといえそうです。

事実、東大医科学研究所で診断実績をあげたロボットの名前は「ワトソン」。
IBM社製のAIで、名前の由来はIBMの創業者の名前です。
ただ、「ワトソン」と聞いて連想するのは、
コナン・ドイルの小説で、名探偵・シャーロック・ホームズの補助者に徹した人の名前です。
よき補助者として活躍するワトソンと同じ名前を冠したAI-
医師とAIの未来を暗示している、というと考えすぎでしょうか?


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