CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

調剤薬局の管理薬剤師とは?【Part2】

キャリアを考える

管理薬剤師に求められるスキルやメリット・デメリットについて

実際に管理薬剤師になるために、
具体的にどのようなスキルを必要とされるのか、
また管理薬剤師のメリットやデメリットについてもお話しをさせていただきます。

それぞれを理解した上で、管理薬剤師を目指すには、
どのような手段があるのか、どのような準備をする必要があるのか、
お考えいただく際の参考になればと思います。

 

店舗の責任者という立場である管理薬剤師には様々なスキルが求められます。

求められる能力(一例)
・幅広い知識や経験
・コミュニケーション能力
・問題解決能力、分析能力
・人材管理、育成能力
・経営的な観点

このように、ヒト・モノ・カネの総合的なマネジメント能力を求められます。

また、管理薬剤師になることは、ご自身のスキルアップに繋がりますが、
メリットだけではなく、デメリットも存在します。

まず、大きなメリットとして考えられることは年収アップです。
役職手当が支給されることが大半で、勤務薬剤師に比べると、
一般的には50万円~100万円程度の年収アップが叶います。

人材管理や育成、クレーム対応、報告業務等、任せられる仕事の幅が広がり、
仕事に責任感ややりがいを感じることができる反面、
業務量が増え、ワークライフバランスを取り辛くなるケースがあります。
管理職の場合は、会社によって残業代が支給されないことも多いため、
残業時間の目安や労働条件などを確認しておく必要もあります。

また、管理薬剤師は兼業が禁止されています。
他の調剤薬局でのアルバイト勤務はできなくなるため、この点も要注意です。

管理薬剤師になるには、社内で経験を積み昇進するという方法だけではなく、
転職時に管理薬剤師になるという方法もあります。

ただ、最近では、地域支援体制加算の取得要件として、
管理薬剤師は以下の要件を満たすことが定められています。

■保険薬剤師として5年以上の薬局勤務経験
■当該保険薬局に週32時間以上勤務していること
■当該保険薬局に1年以上在籍していること

そのため、入社と同時に管理薬剤師になることができず、
「管理薬剤師候補募集」という求人も増えてきています。

転職時に管理薬剤師を目指される方は、
・入社後どのぐらいのタイミングで管理薬剤師になれるのか
・仕事内容や任せてもらえる業務の幅
・求められる能力やスキル
・労働条件
など、詳細を応募時に確認しておいた方が安心です。

管理薬剤師としての転職時に注意する点や詳細については、
キャリアアドバイザーにお気軽にご相談くださいませ。


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